CONCRETE SOX "SEWERSIDE" CD

BKR136

★★★★★★★

※LTD300

呑んだくれでGIGでベースは弾けないは、レコーディングには来ないわの真性のやさぐれパンクス!であったベーシストのレスが86年のヨーロッパ・ツアーの途中でイギリスに帰ってしまった事で初期SOXメンバーの崩壊となった経緯は周知の通り。しかしレスはさらっと戻ってきてCITY INDIANのドラマーだったアンディーとSOX第二章をスタート!しかも初期SOXの中でもこの3rdアルバムである『SEWERSIDE』が実は人気の高い作品というのも皮肉なもので(笑)1stアルバムとHERESYとのSPLIT以降ジョンがHERESYで活動する事でバンドを去った後のSOXは、2ndで露わになったヴィックがレコーディング時に何トラックもギターを重ね、GIGではモニターに足を乗せながらヘドバン(爆)等々メタル思考が更に強くなっていった一方で、その行いがロックスター気取りと取られあくまでハードコア思想のレスやショーンそしてアナーコ・パンク出身のアンディーとの確執が生じ再びSOXは崩壊。。。ヴィックの言い分はBOSS TUNEAGEが再発した国内流通盤のライナーとインタビューに書かれているのでそっちを参照下さい(笑)ヴィックが離れた事で、新ギタリストはレスの知り合いで漫画本屋で働いていたリッチとなり、確かにパンク寄りに戻る。とは言えSOXのギターですから刻みやリフのメタル度は変わらないと思うんですが、、、ま、彼等の毛嫌いするメタルってのは歌詞が全てでしたからね!初期の3枚のアルバムの中でもやはり、アナーコなメロディーかつクラスティーな汚さを感じるのがこのアルバムであり、個人的にはリフをなぞる様なショーンのヴォーカルは最高!とまではいかないんですが(93年のLOST & FOUNDから出た4枚目の方が格段にヴォーカルが良くなってるから余計に残念)、シンプルながら安定のアンディーのドラムによるバンドが出す一体感とスピード感はメンバーが同じ方向を向いていたからこそ生まれるグルーヴ感でありこのアルバムが評価されるのも当然!何より曲の展開とリフが最高!!!LATE UKバンドが何故素晴らしいのかは、確実にTHRASH METAL(やはりMETALLICAでしょう!)の影響を受けながら複雑かつ耳に残るリフを短い曲に詰め込むセンスではないでしょうか。A面はスピードで攻め立て、B面は女性が歌うアナコーかつ刻みコアが鋭いナンバーや、6分の曲もありバライティーに富んでいる。これらの曲から成り立つアルバムだからこそ評価も高いのでは思います。さてでは嬉しい再発の反面心配の種がある再発なのも確かな訳でして、、、かつてBOSS TUNEAGEがVISIONS OF CHANGEを再発した際にBIG KISS(アナーコバンドFLUX OF PINK INDIANSのヴォーカルであるコリン主催によるレーベル)からリリースされた2ndアルバムが版権料により収録できなかったのを経験しているだけに、今回の恐らくメンバーの許可だけで出してしまったのは後々面倒な事になるのでは。。。そして中ジャケを見て確信しました!これレスの独断再発だと(笑)だって歌詞載せずにレスの写真ばっか散りばめられてる!これは酷い(笑)とはいえ流石にCD回収は不可なので、日本がほぼマーケットである今の内に買っとくことをおススメしておきます(笑)ちなみに毎度素晴らしいジャケのデザインは1stの裏ジャケ、2ndアルバムと一貫して同じ人物で、オリジナルのドラマーでありHERESYのヴォーカルとして人気の高いジョンがSOXを始める前にやっていたBLOODSUCKERというローカル・バンドのヴォーカルであったスタップスが手掛けたという繋がりもLATEUK狂は知ってて損のない情報かと!